陶磁器に描く南画の世界
知多市歴史民俗博物館で企画展「山本梅荘一門が描いた陶磁器」が開かれています。この展示は、山本梅荘を含め門下生など6人が絵付けをした陶磁器が、昨年度、市民から博物館に寄贈されたことから、地域の人にも見てもらう機会を作ろうと企画されました。山本梅荘は、明治から大正にかけて半田で活動した画家で、南画と呼ばれる、中国の絵画から影響を受けた作品を多く残しています。山や川など自然を題材とした絵を得意としていて水墨画や花鳥画にも取り組んでいました。門下には、息子の山本石荘、山本香雲のほか、知多市出身の、久野柳荘や早川梅亭などがいます。会場では、茶碗や皿など合わせて34点の陶磁器を見ることが出来ます。